仕事を辞めたいと感じる程、その恋は大失恋だったのかもしれません。
仕事を辞めたくなるほど辛いとしたら、
心の中はものすごくボロボロになっていてもおかしくないんですよね。
今回の記事では失恋で仕事を辞めたいと感じた時に、考えるポイントや対処法について解説していきます。
失恋で仕事を辞めるべきか考えるポイント
仕事に影響を与えるほどの失恋だった
仕事を辞めるかどうか悩むほどだとしたら、その恋は大失恋だった可能性も考えられます。
例えば、3年間お付き合いして大好きだった彼。
彼といると、私が私らしく居られて、心が凄く落ち着いていた。
彼と居ると自然体で居られるから、ずっと一緒に居たいと思っていた。
私らしさを引き出してくれる彼と失恋をした場合、
この彼と別れることで、本当の自分が喪失したように感じることもあるんですね。
仕事を辞めるか迷う程の失恋の場合、彼にだけ「本当の私」を見せられていたということもあります。
それは例えば、
・仕事はストレスばかり抱えていたけど、彼といるとそのストレスも吹っ飛んでた。
・もう人生に嫌気が差していたけど、彼が居るから耐えることができた。
こういう風に、彼の存在が私に与えていた影響が莫大だったということも多いんですね。
仕事を辞めたくなるほど彼の存在は大きかった
そして、彼が私に与えていた影響が大きければ大きいほど、失恋って辛くなるんです。
彼が私の元から居なくなるという事は、彼の支えがなくなるということです。
仕事に大きなストレスを感じていた方は、大きなストレスをいきなり一人で何とかしないといけないような気がしてきます。
彼が居たことで人生の荒波に耐えてきた方は、これから一人で人生を生きていかないと行けない気がします。
それってものすごく辛いんです。
恐らく、彼と出会う前以上に辛さを感じるかもしれません。
それは彼と出会い、彼と共に時間を過ごしたことで、「辛さを感じない心暖かな世界」もあることを知ってしまったからなんですね。
彼と出会う前は辛さを感じる世界しか知らなかったから何とか歯を食いしばって耐えてきたけど、
でも彼が辛さを感じない心暖かな世界を教えてくれたから、
もう一人で歯を食いしばって生きていくのは無理な気がしてくるんですね。
だから仕事も辞めたくなるし、人によっては生きることに絶望してしまうこともあるんです。
感情を整理するために
本気で好きだったから、辛い感情を感じる
そして、大失恋の場合って私にとって彼は大きな存在だったからこそ、
私からも彼に沢山の好きや愛を注いでいることも多いんですね。
誰だって、自分を大切にしてくれる人のことは大切にしたくなるものです。
だから、仕事を辞めたくなるほどの失恋の場合、
二つの意味でハートが砕け散っていることも多いんですね。
1.私の心を埋めてくれていた彼の存在を感じられなくなった。
2.こんなにも好きで愛した人を、私は失ってしまった。
だからもう立ち直れなくなるほどに辛いと感じる。
これほどの辛さを抱えている状態でね、仕事をするってすごく難しいんです。
だって二つの意味で心に風穴が空いてしまっているようなものだから。
その穴をね、埋めてくれるのは彼しか居ないようにも感じるし、
私一人でもこの穴を埋めることができないような気がしてくる。
だから仕事を辞めたくなるほどの大失恋の裏側には、
「大きな孤独感」があるんです。
大きな孤独感との向き合い方
失恋を機に家に引きこもることができなくなったという話を聞いたことがあるかもしれません。
家に引きこもりたくなるほどの大失恋の裏側には「大きな孤独感」があるんです。
それは二つの意味合いがあるんですね。
1.元々、彼と出会う前から孤独感を抱えていて、彼の存在が私の孤独を埋めてくれていた。
2.そしてだからこそ、彼と失恋した時に抱えた痛みを話せそうな人が思い当たらず、
一人で失恋の辛さを向き合うしかない。
という二点があるんですね。
元々孤独感を抱えていたのに、彼との失恋で更に孤独を深めることになった。
だから失恋した時にまず大切なのは、「人に受け止めてもらう」ということなんです。
それは言い換えると、失恋のものすごい辛さを一人で抱えようとしない。
また一人で抱えて孤独を深めるようなことはしないとも言えます。
ここがね、本当に本当に失恋した後は大切なんです。
軽視しちゃダメなんですね。失恋の痛み。
特に仕事を辞めるかどうか迷う程だとしたら、
相当心は傷つきまくっているものですから。
仕事を辞める前に見直すと良いマインド
失恋の裏側に隠れた大きな喪失感
大きな支えだった彼を失うと、心は大きな喪失感を感じるものです。
この喪失感って構造的にはこうなってるんですね。
(例えば、彼と居る時は素の自分を見せれたの場合)
1.もう素を見せることにできる彼は居ない、という喪失感を感じる。
2.元々私の人生には素を見せることができる人は居なかった
3.だから、ずっと本当の私を見せられない孤独感を抱えてきた。
4.孤独感を抱えていた私のことを、見つけてくれる人は誰も居なかった。
こういう流れになっているからこそ、彼を失った喪失感を感じた時に、
この喪失感がなくなるような気がしないんですね。
だって喪失感を感じることに繋がる、根っこの孤独感は何も変わっていないので。
失恋を通して、仕事を辞めたくなる時って自暴自棄の気持ちにもなりやすいんです。
「もう私のことを分かってくれる人は誰も居ない」
「どうせ誰も本当の私の気持ちなんて理解できないんだ」
そして「だから私の人生がどうなろうとも、誰も気にしやしない」
そんな気分になってくるものなんです。
でも本当にそうなのでしょうか。
大失恋の場合、死ぬほど辛いものですが、
だからこそあなた自身が本当に人から愛されていないのかどうかという点について、見直すことが大切なんです。
大失恋の後ほど自暴自棄になるものだけども
大失恋の後ほどね、当たり前ですが自暴自棄になるものなんです。
彼が私にとって本当に大きな存在だとしたら、
自分の人生なんてもういいやって気分にもなるものなんですね。
でもね、もしかしたら彼と出会う前から自分の人生を諦めてきたかもしれません。
「私が心の中で何を感じているか分かってくれる人は、どうせ居ないよね」
「私が何かを必死になってやったところで、何も生まれやしないよね」
そしてね、そんな思いを抱えていた日々に訪れてきたのが彼という存在だったかもしれません。
運命の人がきたって感じていてもおかしくないはずなんですね。
でもだからこそ、この恋が終わった今大切なことは、
彼があなたにくれたものを、心から受け取ることかもしれません。
受け取るとは、彼がどんな思いであなたを愛してくれたのか考える時間を取ること。
失恋して、間もなくは彼が向けてくれていた愛情に目を向けるのは、辛くてできないかもしれません。
でもあなたに注いでくれた彼の愛情を、どう扱いどう見ていくかはあなたが選べるんですね。
そして自分の人生を投げやりにするかどうかは、
彼があなたをお付き合いしながら、どんな目やどんな思いで見ていてくれたかを、
受け取ってからでも遅くないのかもしれません。
失恋からの回復方法
相手をどれだけ好きだったかに気付く
失恋からの回復に当たって、まず大切になるのは相手をどれだけ好きだったかに気付くことなんですね。
大失恋に終わった恋ほど、自分の好きの大きさを認めることは精神的にきついものです。
これだけ好きなのに、振られたんだって思ってしまうからですね。
でもゆくゆくは、ここと向き合う必要があるんです。
何故なら、ここにあなたの心や感情が一番動いたポイントがあるからです。
一番大切な自分がここに眠っているんですね。
だから、あなたがどれだけ相手を好きだったかどうかを振り返らず生きていくという事は、
誰かや何かを好きになるハートを凍らせ続けることでもあります。
人によっては失恋を通して、「何も感情を感じられなくなった」と話す人も居ます。
これは「何かや誰かを好きになること」を封印してしまったからですね。
だからどこかで、「好き」を取り戻す必要がある。
それは他でもない自分の人生のためです。
そうしてね、この恋で自分がどれだけ相手を好きだったかを認めるこっとができると、
貴方の人生に「情熱的」っていうギフトがやってくるんです。
恋にだけではなく、趣味や仕事にもこの彼を好きだった熱量と同じ熱量を注げるようになる。
ここからね、私らしさとか。私らしい輝きって開いていくものでもあるんですよね。
勇気を持って、相手が注いでくれた愛情に気付く
仕事を辞めることを考えるほどの大失恋の場合、
勇気を持って彼があなたに向けてくれていた愛情に気付いていく必要があるんですね。
それは、本当に勇気の居ることなんですけどね。
何故なら、「振られたのだから、もう私のこと好きじゃないよね?」とか、
「私のこと好きなら振るわけない」とか、
彼が注いでくれた愛情に意識を向けようと思っても、
当たり前のように彼の愛情を否定したくなるものだから。
だからこれは勇気と共に強さが求められるんです。
でも彼の注いでくれた愛情を見るという事は、
彼の愛情を通して、間接的に彼を好きだった時の自分を肯定することでもあるんです。
そしてね、彼が注いでくれた愛情を見れる強さを持ってはじめて、
彼との間の思い出を慈しむことができる。
思い出を振り返るというよりは、慈しむことができるんですね。
それは失恋を通して感じた辛さや悲しみを受け止めることでもあるんです。
「彼と過ごすときの私はいつも笑っていて、それくらい彼を好いていたから私は今こんなに辛かったんだ」
「彼は私をいつも楽しませようとしてくれて、だから私は彼を好きだった。だから今彼を失ってこんなにも悲しいんだ」
そんな風に自分が感じた辛さや悲しみを、自分の心の中で腑に落としながら理解していくことができるんです。
適切な休職と退職の判断
休職の検討
そして大失恋をした後は、退職するよりも休職を検討することも視野に入れると良いかもしれません。
休職をするときに、2点大切なポイントがあります。
1,休職中、独りにならない。人との繋がりや交流を確保する。
2.心の傷を甘く見ないこと。無理に復職しようとしないこと。
1に関しては、先ほども書いたように、傷ついているときに一人で抱え込まないことですね。
孤独にならない。ここが本当に大切です。
一人になればなるほど、この恋での自分の欠点ばかりに目が向いてしまいます。
それは、どんどん心を摩耗させていくんですね。
2に関しては、よくあるケースとして少し心は回復したから、仕事に復職しようと考えるケースです。
全然悪いことではないのですが、例えば彼のおかげで仕事に通えていたという恋だった場合、
少し心が楽になったくらいでは仕事に通える状態でないことは多いんですね。
だから私にとって彼はどれだけ必要な存在だったのかを気付いていく目線から、
新たに自分の依存心をどのように満たすかを一旦深めていく必要があります。
そして徐々に適切な形で依存できる場所や人を増やし、
心のバランスを整えることができるようになったら、
仕事に復職できる状態になることも少なくないんですね。
新しい環境での再スタート
失恋の辛さの一つに、住んでいる場所や職場に彼との思い出があるというのがあります。
だから今の環境に身を置いているだけで、心が辛すぎるというものがあります。
こういうケースの場合、確かに心機一転して環境を丸ごと変えるのも一つの選択肢なんですね。
辛さを感じさせる環境から離れることで、視覚から心の感じ方を変えていく。
環境を変えることで、徐々に心の落ち着きを取り戻すこともできます。
これと似たようなことで、髪型を変える、服装を変えるという選択をする方も居ますね。
これは自分から見た自分も、人から見た自分も大きく変えるということですね。
先ほども書きましたが、失恋後は自己否定をしにくくなる環境整えることがとても大切です。
自分で自分の気持ちを立て直すことは難しさもあるので、
環境を丸ごと変えてしまうことで、気持ちが沈まない状況を作り上げる。
だからこれと同じように、失恋後は新しい環境やコミュニティに足を踏み入れることも大事になるときがあります。
自分の気持ちや感情との繋がりを少しずつ取り戻してからですが、
新しい方向に一歩踏み出すことが、心の落ち着きにつながるタイミングもあるんですね。
失恋と仕事からの立ち直りまとめ
仕事を辞めたくなるほど手痛い失恋だとしたら、ものすごく辛いものです。
でも、どんな恋であれ頑張らなかった人は居ないというのは事実です。
誰もがベストを尽くして、目の前の恋に向き合っているんではないかと思います。
だからこそ、自分を否定しない環境を整えるということが本当に大切なんですね。
そうして少しずつ少しずつ、心の傷つきや辛さというものは軽減していきます。
焦らずに一つ一つ進んでいきましょうね。