片思いで失恋した時の対処法

片思いが実らず失恋をしてしまうと、心に大きなダメージを受けることがあります。
「もうこんな辛い思いするなら、恋なんてしたくない!」と思ったことはありませんか?

失恋の辛い気持ちに向き合い、気持ちを楽にしていくためのステップをこの記事では詳しくご紹介します。

目次

片思いで失恋した時のパターン

告白して断られる

多くの人が体験する片思いの失恋のパターンの一つに、勇気を出して告白したものの、相手から断られてしまうがあります。
でも曖昧な関係性で一歩勇気を出して告白できたとしたら、ちゃんと自分の幸せと向きあったということです。

例えばどっちつかずの態度を取り続けてくる男性に、関係性をはっきりとさせるために告白したなどですね。
告白って言わば、「相手から好きになって欲しい」という受け身なマインドを越えて、
自分から進んで気持ちを伝えるということでもあります。

失恋の痛みは大きいとしても、振られるリスクを背負って一歩前に踏み出せたのはあなたにとっての財産になるとも思うんです。それくらい告白って勇気があるものですから。

告白って言わば、自分の中の曖昧さや言い訳を断ち切る意味合いもありますからね。
今まで自分の気持ちを表現することが苦手な人が告白に踏み切った場合、
今までの自分の心のパターンを大きく変えるものにもなるとは思うのです。

告白して振られてしまうと、私たちはどうしても告白できた自分の偉大さを見逃してしまいます。
それくらい大好きな人に振られることが辛いからだとは思うんですけどね。

振られたときほど、自分を肯定するとかどうでも良くなるものですが、
もし少し心のゆとりができたときには、自分の気持ちをちゃんと言葉にできた自分を認めてあげて欲しいなと思います。

気持ちをちゃんと言葉にできた経験は次の恋愛にも必ず良い影響をもたらしますからね。

相手に好きな人がいる

片思いの相手に既に好きな人や恋人がいるとわかった時も失恋の一種とも言えます。
この場合、まず大切になるのは無理に辛い気持ちを抑え込まないことです。

「次に切り替えよう」とか。
「もう好きでいてはいけないんだ」と無理に気持ちを抑えつけないことが大事です。

気持ちを抑えつけるということは、好きだと感じる心の反応も抑えつけることになるから。
この恋を忘れて、次の恋に進もうとしても心が冷めきってしまうことも多いんです。

冷めきった心がを溶かすのが、あなたを大切にしてくれる人なら良いのですが、
誠実ではないあなたを弄ぶようなタイプであると、もっと大きな失恋の傷を招いてしまうこともあります。

だからまず大切なのは「好きだったこと」を受け入れる方向性に向かうこと。
あくまで方向性です。好きな気持ちを受け入れるのも辛いことなので。

そしてもう二つ必要なことがあって、それは

・相手の幸せを願う強さ
・自分が幸せになることを選んでいく強さ、の二つです。

恋人を居る人を好きになってしまった恋に踏ん切りをつけて、
新しい恋に進むには自分と相手の幸せを見ていく強さが求められます。

そこに妥協しないことが求められるのですが、
それが何よりも難しいので、好きになった人に恋人が居るケースの失恋は本物の強さが必要になるんですね。

相手が自分に興味を示さない

相手が自分に対して全く興味を持ってないと感じた時も、片思いの失恋に該当します。

このケースの場合、「自分に魅力なんてないんだ」という思いを引きずってしまうことが多くあります。

何とか相手を振り向かせようと相手にアプローチして、それでも相手に興味を持たれなかったとしたら、どれほどのショックを抱えざるを得ないのでしょうか。

あなたに魅力はないと感じる思いの全ては誤解であるとしてもね、心の中ではそうは思えないんですね。
こういうケースの場合の失恋って、相手が私に興味なさそうだった表情が頭から離れないこともありますからね。

なのでこういうケースの失恋の場合、一つ一つ丁寧に自分の関わりの奥にある思いを見つけることが大切です。

・私は何故、あの人のことをここまで好きだったのか?
・相手からのどんな関わりを求めて、私は相手にアプローチしていたのだろうか?

ここを入念に探っていく中で、純粋に何の見返りを求めず相手を大切に思っていたを見つけていきます。

だってこれだけ興味を持ってこないような、明らかにあなたを傷つける態度を取ってくる相手を、
何の見返りも求めずに大切に思っていたあなたってすごくないですか?

こういうケースの失恋の場合、あなたの人を思える本物の愛情に気付けるきっかけになることも多いんですね。

両想いになれなかった理由

タイミングが合わなかった

両想いになれないケースで多いのはタイミングが合わないことかもしれません。

例えば私は相手を凄く好きだけど、相手は今恋愛をする気が起きないなどですね。
お互いの恋愛に対する向き合い方が違うという状態ですね。

また片方が転職活動中で、片方が海外赴任になるなどの物理的な距離感が合わないというケースもありますね。
お互いの状況が大きく変化する時期に恋愛が始まると、関係が上手く維持できないこともあります。

こういうケースでの失恋では、頭では納得できるけど心では納得できないということは良くあります。

明確にお互いに嫌いになってのお別れではない止む得ないお別れという形なので、
何年経っても相手の存在が心の中に残ることがあります。

相手を嫌うことができれば、この失恋をバネにして幸せの方向に進みやすくもなるんですけどね。

自分が理想のタイプではなかった

相手にとって自分が理想のタイプではなかった場合、どれだけ努力しても恋愛が成就しないことがあります。
これとっても悔しい失恋の形になるんですね。

今の自分では相手を振り向かせるに至らないという空虚感を感じるようになりますから。

空虚感というのは、相手に届けようと思った思いは相手に伝わらず、自分だけがその思いを感じている状態です。
見方を変えると、自分が相手を思う強さを誰も知らない状態なんですね。

だからすっごい悔しいんです。頑張ったのに思いが全く届いていなくて。

自分が相手の理想のタイプではない場合、相手が見る目がなかったとも言えます。
でも悔しいという感情が執着を作り出すんですね。

もっと魅力的になって相手を振り向かせ手やるみたいな形で。
この恋の形が悪いわけではないのですが、幸せという視点からは離れていきやすくなります。

だからこういうケースでの失恋の場合、地に足を付けるというのがとっても大切になります。

地に足を付けるというのは、改めて自分の幸せの方向性を見出すこと。
それは自分が改めてどんな恋愛をすると幸せを感じるのかを明確にすることです。

自分の幸せが明確になり進むべき方向性が明確になると、
そこで初めて幸せを感じない恋愛を受け入れていけるようになるんですよね。

距離感が掴めなかった

両想いになれない理由の一つに、相手との距離感がうまく掴めず、友人関係から発展しない場合もあります。

これの一つのケースに友人関係から恋愛関係に至るまでの微妙な空気感を読み取れず、
相手の気持ちにスイッチが入っていない中で、先走って告白してしまったがあります。

今までの関係の積み重ねで、こちら側にはある程度の勝算があったように思えたけど、
相手はそれほどこちらを思ってはいなかった。まだ意識していなかった場合ですね。

相手がこちらを少しだけでも意識してくれたとしたら、今後の小さな関わりの中で生まれる可能性はあるかもですが、
全く見込みないケースもあります。

こういう距離感を見誤ったケースでの失恋って、恥という感覚と結びつきやすいんです。
だからこの恋自体を黒歴史のように捉えてしまって、
恋するハートも心の奥に封じ込めてしまうことがあるんですね。

見込みがないのに勝手に舞い上がってしまう私に恋をするセンスはない、みたいな形で。

だから実は心の奥深くでは傷ついているのに、表では傷ついていないフリをしてしまうこともとても多いように思います。

失恋が恥という感覚と結びつくと、失恋に痛みと向きあうことが凄く惨めに感じてもしまうので、
無意識のうちに心の奥底に失恋の痛みを隠してしまうこともあるんです。

失恋を引きずってしまう理由

思い込んでいた関係が幻想だった

片思いの期間が長いと、相手のことを理想化してしまうことがあるんです。
等身大の相手の姿とはかけ離れた、相手の姿を心の中で描いてしまうことがあるんです。

そしてこの理想化した状態で失恋をすると、ものすごい引きずりやすいんです。
何故なら、この人以上に良い人が居るわけないと思いやすいから。

心の中で出来上がった相手のイメージというのは、自分の理想像をふんだんに盛り込んでいますから
簡単に相手を忘れることができないんですね。

また他の例に、思い違いをしていたというケースもあります。
相手が自分を好きだと思い込んでいたけど、実はそうではなかったというケースですね。

この場合、思い描いた相手と実際の相手の気持ちのギャップに苦しみを感じるものです。
そしてこの苦しみって、思い違いしていた幅が広いほどに大きいんですね。

だから思い違いをしていた現実を否定したくて、大きな怒りを感じることもあります。
この怒りは現実の相手と理想の相手に恋をして好きになった自分を、否定したいという気持ちなんですね。

でもこの怒りが恋する心の扉を閉じてしまうことに繋がることがあります。
怒りを感じる時というのは、現実を正しく認識できないほど心が傷ついたときなのですが、

怒りの感情は「こんな辛い思いをするなら、恋なんてしない!」という気持ちに繋がることもあるんです。

理想的な相手だったから

相手がもうすべて完璧!と思えるほど、パーフェクトな存在だった場合。
失恋後もその人物に固執してしまうことがあります。

こう思う背景に劣等感が大きく関係していることが多いんですね。

劣等感とは自分の中に足りていないものがあるという感覚です。

だから恋した相手が私の足りてないものを埋めるほどの完璧な存在だと思うと、
この人しか私の足りてないものを埋めてくれる人は居ないと思いやすくなります。

失恋してからも、相手を求めたくなる気持ちが消えにくいんですね。
失恋しても都合の良い関係をズルズルと続けてしまう時というのは、背景に劣等感が隠れていることはとても多くあります。

こういう失恋の場合、相手の良い部分も悪い部分も見れるようになることが必要です。
でもその前に、自分の良い部分も悪い部分も受け入れられるようになる必要があるですね。

ただ自分の悪い部分を受け入れることが難しいからこそ、劣等感を埋めるような恋をしてしまうというのがあります。

だから一番大切になるのは、劣等感を感じるようになったルーツの掘り下げが大切です。
このルーツの部分に、「こんな私は愛されない」という思い込みが隠れてることがあるんです。

劣等感を作り出す根本の思い込みを減らしていくことが大切なんですね。

久しぶりの恋だった

長期間恋愛をしていなかった場合、久しぶりの恋が実らなかったときのショックは大きいものです。

ようやく恋の扉を開いた恋愛が失恋に終わったとしたら、過去の恋愛のトラウマが蘇ることもあります。

「私はやっぱり大切にされないんだ」
「やっぱり私を好きになってくれる人は居ないんだ」
とっても悲しい気持ちに襲われることも少なくないんですね。

でもここで、恋の扉を再度閉じないことが大切なんです。

長年閉じていた恋の扉を、再び開いたということはあなたが幸せへの歩みを進めたということです。

だからこの恋は実らなかったという視点ではなく、
幸せに向けて一歩進んだという視点で、この恋を整理することが大切なんですね。

・相手のどの部分に私の心が動いたのか。
・自分はどういう恋愛をすることが望みなのか。

この恋を私を更なる幸せに向かうために必要な恋という視点で振り返るんです。

それが再び幸せに向けて、恋に進んだ自分への最大の賛美ではないかと思います。

失恋から立ち直る方法

気持ちの整理をする

失恋後は、まず自分の気持ちを整理することが大切です。
気持ちの整理とは相手との関わりを振り返るということなんですね。

この振り返りを自分を認める視点で行うことが大切になります。
それは「自分はこの恋愛でベストを尽くしたよね」とか。
「私なりにこの恋愛で一生懸命だったよね」といった視点を持つことですね。

でもこの視点を持つことが、失恋後はものすごく難しいんです。
感情がぐちゃぐちゃになるし、恋愛を振り返ろうとするだけですごく辛くなるものだから。

だから気持ちの整理をするために、カウンセラーを頼るのもすごく大切なんですね。
それは辛い気持ちって二等分すると、感じる負荷も減るから。

みなさんも、辛い時に友人に話を聞いてもらって心が楽になった経験ありませんか?

これを「過去の恋愛で頑張った自分を認める」「更なる幸せに向かう一歩とする」という視点で行うのが大切です。

それは気持ちの整理に方向性を加えながら行っていくということなんですね。

気持ちを整理することに意味合いを見出しながら行うことで、安定した形で気持ちの整理がしゃすくなります。
自分を過度に責める。必要以上に相手を責めるという事が減り、
気持ちが楽になる方向にも進んでいくことができるようになるんですね。

趣味に打ち込む

失恋の痛みから立ち直るために、自分の趣味や好きなことに打ち込むことが効果的です。

これは少しずつ気持ちの整理ができてからのお話ですね。
失恋してご飯も喉が通らないときに趣味に打ち込むなんてことはできないですからね。

少しずつ気持ちが整理できて、まだ相手のことを忘れられない時期に入ったら、
趣味並びに好きなことに打ち込むというのも大切になります。

これは心が満たされる時間を作ることで、過去の恋愛での痛みを消化するためなんですね。
みなさんも、楽しいことをしていたら嫌だと感じたことがどうでも良くなったということはありませんか?

失恋の痛みだと趣味に打ち込んでも、完全に楽になるということはないかもしれません。
でも心が満たされたところから、過去の失恋を振り返ることができるようになります。

心の振り返りに一番大切なのは「どういう視点を持つか」です。
辛い気持ちのまま心を振り返っても辛い思い出しか感じないのは当然です。

でも今が楽しいという気持ちから心を振り返ると、楽しかった部分も見つけやすいんですね。
そこから失恋が整理されて、より心を前向きに持っていくことができます。

ただとっても大きな失恋だった場合、趣味に打ち込む方向に進まないこともあります。
それは心を整理することが、好きだった相手を忘れることになるように感じるからです。

相手から得られていた要素が多い場合、相手のことを忘れてしまったら心が耐えられないからですね。

こういったケースの場合、まずは相手から得ていたものを明確にして、
これをどう自分で作り出せるようにしていくのかを深めていくことを大切です。

そしてこれを相手を忘れて次の恋に進むためではなくて、
もっと自分が魅力的になって、今度こそ相手を振り向かせるためという目的でやると良いんですね。

新しいことを始める

失恋後には新しいことを始めるという事も大切なんですね。

これも失恋をして直ぐにという形ではなく、
ある程度自分も相手も責めなくなったなと感じるタイミングで行うのが大切です。

新しいことをはじめるというのは、新しい自分の魅力に出会う機会を持つという事です。

例えばある程度、失恋の気持ちに整理ができたときに「自分は相手に憧れていた」と気付くことがあります。
自分じゃ絶対にできないということを相手ができていたことに自分は憧れていた。
だからこの人に執着する気持ちを感じていたんだと気付く形ですね。

そしたらこの相手が居ないとできないと思っていた部分を、
自分一人でできるようになれたら、この相手に執着する必要もなくなっていくんですね。

それは例えば、片思いしていた相手は何にでもアクティブに行動できる人で、自分はそこに憧れていた。
だから自分もこの相手が居るかどうか関係なく、色々なことをアクティブに行動できるようになろうという形ですね。

これは先ほども言ったように、ある程度相手を好きだったけど、でもこの恋は実らなかった。
という現実に向き合うことができてから行っていくのが大切です。

現実をしっかりと受け止めきれていない中で、新しいことをはじめるのは苦行なんですね。
新しいことをやればやるほど、失った相手のことを思い出してしまいますから。

立ち直るための自分磨き

規則正しい生活を送る

失恋後は、規則正しい生活を心がけることも重要です。
これは規則的な生活を行うことで、心の安定感を作り出すためですね。

ただ当たり前ですが、失恋後ほどこの規則的な生活というのが死ぬほど難しい。
いつ感情の波に呑み込まれるか分からないし、常に心が辛くなることも少なくないから。

だからこれ心の指針として持っていくというのも大切なんですね。
自分は規則的な生活を行うことができるのかどうか。

ここが心の余裕を測るメーターの役割を担ってくれます。
心の重たい感情があるときほど、規則ってうっとうしくなるものですからね。

ちょっと規則的な生活をしてみて、心と体の健康を大切にしてみようかなと思えたら
少しずつ心の余裕を取り戻してきている証拠にもなります。

規則的な生活って「自分を大切にする視点」を持ちながら行えれば、心の安定に大きく繋がってくれるんですね。

規則ってやることとやらないことを明確にすることでもあります。
だから自分を大切にすること大切にしないことという視点で規則を持てたら、
規則を守ること自体が、自分を大切にすることになります。

自分を大切にすることを毎日に取り入れるということは、自分を責めることとは真逆ですからね。
規則を守っている内は、規則がプロテクターとなり自分責めの時間を減らしてくれます。

その安定した時間が結果的に失恋の痛みの立ち直りを早くすることにも繋がるんですね。

身体を動かすことを取り入れてみる。

失恋後には筋トレやヨガなど、身体を動かすことを取り入れていくのも大切になります。

感情って体の至る所に留まっていることがあるので、
ヨガやストレッチを通して溜まった感情を流してあげることも大切です。

ヨガやストレッチをやるときに、悪い感情を流すイメージでやると効果的なんですね。
これは一日の終わりにお風呂に入り、軽い心のデトックスをするのと似ていますね。

感情って基本的に動くと流れるものなんですが、
動かすときに大切な視点が二つあって、

・身体的なアプローチで感情が流れていくことをイメージしていくのか。
・心の中で感じる感情を決めて、感覚を頼りに感情を探していくのか。

この二つが主になると僕は思っていて、身体的なアプローチの方が取り入れやすいんですね。

もちろん失恋して、直ぐにヨガやストレッチを取り入れることは難しいかもしれませんが、
ちょっと心に余裕ができたタイミングで取り入れるのは大切なんですね。

まとめ

片思いの失恋はすごく辛い経験です。でもケースに合わせて、適切に感情を消化し
あるべく方向に視点を持つことができれば、この失恋はあなたを更に魅力的にさせる恋になります。

そう捉えるところまで進むことができたら、次の恋は間違いなく良い恋になるはずです。

失恋とは確かに人生で待ち受ける試練の一つです。
でもこの試練を自分にとっての、どのような意味付け・位置づけにするかは自分で選べるんですね。

もしこの失恋を悲観的にしか思えないときは、カウンセリングのご利用も視野に入れてみて下さい。
失恋から立ち直り、良い恋に進んでいくまでにサポートをさせていただけたらと思います。

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