失恋後の執着を手放すために必要なこと


失恋後に感じる執着というのはとても辛いものです。
執着とは無理に抑えつけるものではなく、それだけ相手を好きだったことの印でもあるんですね。

この記事では執着とどのように向き合えば良いかをお伝えしていきます。

目次

失恋と執着の心理的背景

喪失感と未練

失恋後に感じる喪失感はなぜこれほど強いのかについて解説します。

失恋は大切な一部を失ったような、深い喪失感をもたらします。

それは単なる別れではなく、共有してきた時間、思い出、そして未来への期待までを失ったという感覚から生まれます。

特に長期間の関係や深い愛情を育んできた場合、その喪失感はより大きく、未練が残りやすいものです。

喪失感って誰とも共有できない感覚を感じることもあるんですね。
それは喪失感の裏側には、相手と過ごした唯一無二の思い出があるから。

この相手と以外、喪失感を共有したくなんてない感じるのは当然のこと。
だから喪失感のあるところには、必ず執着があると言っても良いのかもしれません。

相手との間で感じた、思い出も、共有した時間も、全てを取り戻したくなるんですね。
心がすごく悲しみでいっぱいになってしまうものだから。

だから心の中で喪失感を感じる時は、自分の足りない部分に目を向けやすくなり、

・何事にもやる気が無くなってくる。
・何をするにも消極的になる
・今までできていたことができなくなる。

なんていう風に日常生活にも大きな影響を与えてしまうこともあります。
本当に辛い毎日を過ごすことになってしまうと思うんですね。

それくれい失恋ってきついものだと思うんです。

元恋人への執着の原因

では元恋人に執着してしまう原因を、深く掘り下げていくとどのようなものがあるのでしょうか。

  • 愛着の喪失

    相手が埋めてくれていた部分を相手が埋めてくれていたけど、それを失った感覚です。
    ここに一番の悲しみがあると言っても良いかもしれません。

    文字通り、自分の体の一部を失ったように感じることもあります。
    相手が居ない毎日が受け入れられず、耐えられない。
    だから自然に執着して、相手にしがみつきたくなってしまうもの。

    そんな深い悲しみを感じるほど、相手が与えてくれていた愛着が大きかったのかもしれません。
  • 理想化

    別れた時ほど、相手の人のことを美化したくなるものです。
    誰だって振られるなら、酷い性格の人に振られるよりは、性格の良い人に振られたいと思うもの。

    それは性格の良い人に振られたなら、自分が悪かったんだとまだ納得ができるから。

    この理想化は失恋の痛みが、あまりに辛すぎるからこそ起きるものでもあるんですね。
    美化の裏側には大きな痛みが隠れていて、その痛みが相手に執着する働きを作ることもあります。
  • 未練

    未練とは言い換えれば、「相手のことが忘れられない」という状態です。
    だから簡単には忘れられないほど、相手が大きな存在だったのだと思います。

    未練が大きく残るときというのは、相手が自分の人生に大きなインパクトを与えてくれた。
    ということが関係していることも多くあります。

    これからの人生でも相手の存在なしでは、得られないものが沢山あると思うからこそ、
    未練は残るし、執着というのが手放せなかったりもします。
  • 後悔

    もっとこういう行動をできる自分であれば、相手の心を離すことはなかった。
    そう自分を強く悔いている状態とも言えます。

    後悔を感じているときというのは、自分の在り方次第では相手とお別れすることはなかったと感じている状態です。

    それは言い換えると、相手とお別れしない未来もあったんだと感じ続けているとも言えます。
    だからずっと自分を責めてしまっているんですね。

    後悔を強く感じているとき、相手に執着をしながらも、
    別れないための立ち回りができなかった自分を責め続けることに執着しているということもあります。
  • 復縁への期待

    相手が曖昧な形でお別れを言ってきたケースとも言えるかと思います。
    「まだ君のことは好きだけど、一旦お別れしたい。」

    曖昧な表現でお別れを伝えられたとしたら、復縁への期待は高まるもの。
    何とかして相手の心を引き寄せたいと思うのは当然ですよね。

    だからお別れをしても、相手のことばかりを考えてしまって執着してしまうのは仕方がないと思うんですよね。

自己イメージと執着

次に失恋が自己イメージに与える影響と、その結果として執着が生まれる理由についてお伝えします。

失恋後の自己イメージへの影響は、大きく分けて二つあります。

相手からの肯定的な言葉や関わりが失われることで、相手を通して埋めていた自己価値を感じられなくなる。
この恋に全てを賭けて臨んだが報われず、自分の全てを肯定できなくなる。

①に関しては、相手の影響が断たれてしまっている状態ですね。

②に関しては、失恋という体験が自分の全てを否定している状態ですね。

これどちらも、勿論すごく辛いのですが感じる感情は結構違うんですね。

①の場合は、失った悲しみやさみしさを強く感じることがあります。
心の中にずっとあった、相手からの関わりや言葉を失ったように感じますから、
取り戻せない気持ちや、取り返したい気持ちを感じるんですね。

②の場合は、絶望や虚無感を強く感じることがあります。
自分を肯定する材料がなくなってしまっている状態なので、
人生全体においての袋小路感行き詰まり感を感じるんですね。

だからやり直したい気持ちや、時には全てを終わらせたい情動に駆られることもあります。

どちらもに共通しているのは自己価値を支えるものが失われている状態ということなんですね。
言わば、心の支え。支柱が抜けてしまい、心のバランスが正確の保てなくなっているわけです。

だから崩れた心のバランスを取り戻したくて、執着を感じやすくなるんですね。
①なら別れた相手。②なら過去そのものを取り戻せれば、支えは再び戻ってきますから。

失恋後の執着を手放す方法

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感情を受け入れる

失恋後に大切なのは感情をそのまま受け入れていくことなのですが、
一つ問題があって、それはどの感情も感じるだけで辛すぎるというものです。

だから家から出ることができない。ご飯が喉を通らない。
感じる感情が辛すぎるあまり、感情を感じているだけて精一杯になることがあります。

この場合は、そのままで良いんです。
でもそのままで居ながらも、誰かに話を聞いてもらうことが大切です。

ここで感じた辛さを一人で何とかしていくのか
それとも誰かに話を聞いてもらいながら受け止めてもらうのか

それによって相手に対する執着の度合いも変わってきます。
執着の裏側には、感じるのが耐えられない感情が眠っているものだから。
誰かに感情を受け止めてもらえるだけで、自分の感情を感じる負荷も減っていくんですよね。

感情をそのまま受け入れていくコツは感情を感じる負荷を減らしていくことです。

そして負荷を減らすのに大切なのが心の厚みを作ることなんですね。

例えば、友人の安心する声を聞きながら、思いのままに泣くとか。
思いっきり誰かに抱きしめてもらいながら、胸の内を話すとか。

心の厚みとは安心感を感じる事とも言えるのですが、
辛い感情の受け皿を作ることが感情を感じる負荷を減らすことに繋がります。

そして安心感に包まれるとはじめて、感情ってそのまま受け入れることができるんですね。

自己肯定感を高める

失恋後の執着を手放す方法として、自己肯定感を高めることも有効です。
ただ当たり前ですが、執着している時って自分を肯定する気なんて起きないんですね。

肯定したところで、相手を取り戻せないのだとしたら、無駄な行動にしか思えないから。
ただ本気で執着を手放したい場合に、有効な手段について以下でお伝えしていきます。

  • 自分の長所を書き出す

    執着している時って、自分の長所なんてどうでも良くなるんです。
    だって長所を知ったところで、相手を取り戻せるとは限らないから。

    でも何でやると良いかと言うと、これは相手が見ていてくれた自分の長所を振り返る意味合いもあります。
    相手はあなたの長所に惹かれていたわけですね。

    それを思い出すという事は、「自分が人に好かれる魅力」を持っていることを認める意味合いもあるんです。
  • 過去の成功体験を思い出す。

    これは今執着している人を、自分はどんな風に喜ばせることに成功してきたかを思い出すことですね。

    執着しながら相手と離れたくない気持ちを抱えている時、
    自分がこの相手を喜ばせていたなんて発想にすら浮かばないんですね。

    自分を肯定する材料が遠のいていくのが執着の特徴です。
    だから自分の成功体験を思い出しながら、一つ一つ執着を剥がしていくイメージが大切です。
  • 感謝の気持ちを意識する。

    何に感謝するかと言うと、過去の自分に対してです。
    感謝って言い換えると、「この体験があったから今の自分があります」というように過去の体験に肯定的な視点を持つことです。

    だから執着している時って、ほぼほぼ過去の自分に感謝できないんですね。
    というよりは、感謝なんてしたくないというのが近いイメージかと思います。

    なので方向性として、過去の自分に感謝できる自分になる方に向かっていくというイメージです。

新しい目標を設定する

執着を手放すときに大切となるのが、新たな目標設定をしていくことです。
これは心の矢印を変えるためなんですね。

失恋を通した辛い感情というのは相手に囚われながら感じている状態です。

だからこのままだと、辛い感情を感じるたびに執着した相手のことを思い出してしまうので、
辛い感情に逃げ場が無くなってしまうんです。

だから辛い感情を解消していく道を目標設定という形で作ることが大切になるんですね。

  • 具体的な目標設定

    例えば、「今度付き合う人とは、心から安心できる関係性を築く」という目標設定をしたとします。

    この場合、仮に執着しちゃっている人との恋で「大切にされない痛み」を沢山感じていたとしたら、
    「心から安心できる関係性を築く」という目標が、大切にされない痛みの受け皿になるんですね。

    イメージとしては「これから安心できる関係を築くのだから、大切にされない痛みを感じてきた自分をまずは安心させてあげよう」と思いやすくなる感じです。

    立てた新たな目標が、自分の傷ついた心を保護することに繋がるんですね。
  • 小さな目標から始める

    失恋後はかなりの痛手を負うものですから、直ぐに明確な目標を立てる必要はないんです。

    それは明日は、ご飯を少しだけでも食べてみようとか。
    明日は、自分を労わるためにリラックスできる場所で一休みしようとか。

    目標という堅苦しいとこまでいかなくとも、ほんの小さな計画建てが大切になります。

    これは執着という状態自体が、自分の過去を責める側面があるので、
    自分を大切にすることとは真逆なためです。

    だからほんの小さなことで良いので、自分を大切にする計画建てをしてみる。
    そして立てたことを実行できなくでも全然大丈夫なんです。

    これはあくまで、心の矢印を自分を大切にする方向に向けていくためです。
  • 目標設定をサポートしてくれる人を見つける

    ①で書いた「心から安心できる関係性を築く」という目標を立てた場合、
    安心できる関係性を築きたいと思う自分と、
    大切にされてこなかったと感じた自分との間で、必ず葛藤が起こるものです。

    そんな未来が訪れるわけないって思っちゃうわけですね。

    この葛藤はこの未来を手にできるまで起きるものなのですが、
    この葛藤を乗り越えるために、支援者の存在って大切になるんですね。

    立てた目標を自分が見失いそうになっても、
    立てた目標への道を示して導いてくれるような存在です。

    サポートしてくれる人が居るか居ないかによって、
    心が折れかけた時のリカバリー力は段違いになるので、援助者を見つけることも大切です。
     

執着は無理に手放そうとしなくてもいい

無理に執着を手放そうと思わなくていい

復縁のリール動画やsnsに発信で、
執着は早く手放して!という内容を見たことがあるかもしれません。

だから、「執着は早く手放さないといけない」と感じられる方も居るかもしれません。

でも執着って、相手をそれだけ大好きだった証でもあるんですね。
だから相手を好きであればあるほど、
相手の事は簡単に忘れることなんてできないはずです。

むしろ、無理に忘れようとすると心が苦しくなるもの。

無理に忘れようとするということは、
相手を好きだった気持ちを無かったことにするようなことでもありますからね。

だから無理に執着を手放そうとせず、
自分の心のペースに合った形で執着を手放していくことも大切なんですね。

前を無理に向かなくてもいい

失恋を経験したということは、深い悲しみを心で感じたということです。
相手を失う事って本当に心苦しいと思うのです。

だからその悲しみを背負ったまま前を向くという事は、
大切な人を失った辛さを抱えながら前を向こうとすることでもあります。

それって心に物凄い負荷を与えると思うのです。

だから執着を手放せず、前に進めない自分が居ても、
「自分はダメなんだ」という風に思わなくていいんです。

ゆっくりと自分のペースで執着を手放していくという意識が本当に大切なんですね。
ー力は段違いになるので、援助者を見つけることも大切です。

環境を変えることで心をリフレッシュ

新たな趣味を見つける

失恋後に心のリフレッシュを改めて作り直すという事も大切です。

失恋をして心の辛さを抱えた時、今までの心のケア方法では心の立て直しが難しいという側面があります。
失恋って言わば、予測不能な事態に見舞われたようなものなので、
急に天災に見舞われて、帰る家を失ったようなダメージを背負うようなものです。

だから心の安全基地がどこにもないような状態です。
執着を手放そうにも、心の安全基地がない状態だと手放すのが難しくなるんですね。

だから壊れてしまった心の安全基地を立て直して、心のバランスを保つ場所の確保が必要になります。

そのために新たな趣味を見つけていくことも大切になります。

そして失恋後に、新しい趣味を見つけていくために大切な視点として、今まで以上に対人関係を重視することです。

失恋後って心が傷つく扉が開きやすくなってるんですね。

心の性質って髪の毛の性質と似ていて、
開いたキューティクルは丁寧なドライヤーやヘアケアを行うと適切に締まり、髪の健康に繋がってくれるように、

心も丁寧に関わってくれる人と接しないと、傷ついた心の扉がずっと閉じなくなってしまうんです。

だから今まで以上に、心の安心感、心地よさ、温かさに繊細になる必要がある。
新たな環境が自分に合わないと思ったら、直ぐにその環境を離れることも大切なんですね。

新しい人間関係を築く

新しい人間関係を築くというのは、新たな価値観を構築していくことでもあります。

例えば、執着している相手との恋愛が「大切にされない」と感じる割合が多い恋愛だとしたら、
今ある人間関係も根本的に変えていく必要があることもあります。

自分の在り方を変えて、自分を雑に扱う人との関係性を切って、
恋愛以外でも、自分を大切にしてくれる人をと関わる機会を増やしていくことが大切です。

また失恋をきっかけにして、今まで「自分なんかが」と思うことで遠慮していた人に会いに行くのも大切です。

これどちらにも言えることなのですが、
「自分はこのくらいでちょうど良い」とい思いを越えていくことでもあるんですね。

執着という状態は、簡単に言えば「この人以外に考えられない」と感じている状態です。
それは言い換えると、自分はこの人以上の魅力を持った人に出会えるわけがないと思っているのですが、
それは本当にそうなのでしょうか。

それを体感的に理解するためにも、今までの枠を広げて新たな人間関係の構築は大切なんですね。

心の安定を保つセルフケア

失恋後にセルフケアを取り入れて、心の安定を保っていくことも大切になります。

セルフケアとは、睡眠や食事の見直しという観点はもちろんのこと、
健やかな心を作る習慣を取り入れていくということでもあります。

まず取り入れると良いのは、「自分責めを減らす」習慣だったりします。

例えば、執着しているときに「自分は相手に必要とされなかった」と感じることがあるかもしれません。

自分責めを減らすというのはイメージとしては、自分は相手に必要とされていたことを感じることなのですが、
失恋後に自分は相手に必要とされていたと思っていくのは殆ど無理な話ですよね。

だから自分責めを減らすために、まずは自分を責める時間を減らすことが大切になる。
時間を減らすために、まずは睡眠や食事からのケアなどを行い、
自分の体と心の健康を作るという意識が大切になります。

失恋後は心に常に重苦しさを抱えるようなものだと思いますから、
ほんの小さなことから始め、自分を大切にする意識を持つことが大切です。

・ちょっとだけ、自分の為にコーヒーを入れてあげる。
・あまりに疲れすぎてるから、睡眠を長めに取って、自分を休めてあげる。
・毎日食べているアイスを今日だけは、二つ食べてみる。

そうした一つ一つのことを、自分のためにという意識を持って行うことが大切なんですね。

カウンセリングで助言をもらう

カウンセリングの価値

失恋後に感じる執着をカウンセリングで解消するというのも一つの手段になります。

  • 自分の感情を理解する

    執着と自己価値は密接に関係しているのですが、
    自分に対するセルフイメージが低いと、執着が残りやすいことがあります。

    そしてセルフイメージというのは、多く幼少期の頃に作り上げられるんですね。

    例えば、幼少期に厳格な両親の元で好成績を求められてきた場合、
    物事に真面目に取り組む姿勢が出来上がるかと思います。

    何事にも真面目な方が、恋愛で凄く依存的になった場合、
    依存させてくれた相手との執着を剥がすときに、辛い感情受け入れにくくなることがあります。

    この恋愛で感じた辛い感情は、真面目な自分とは正反対な自分が作り出した感情なので、
    あってはならない感情だと心は捉えるんですね。

    結果的に執着が長引いてしまうことがあります。

    カウンセリングでは今感じている感情を受け入れる、妨げになっている自己イメージを見つけて変えていく時間です。

    セルフイメージを変えて、感情の通り道を作ってあげるようなイメージですね。
  • 建設的な解決策を見つける

    執着の裏側には、相手を頼りたい気持ちや甘えたい気持ちがあるわけですが、
    まずはこの気持ちと折り合いをつける必要性があります。

    執着を手放そうとしているのに、相手と会おうとしていたら執着はなくなりませんしね。

    ただ執着というのは厄介なもので、心の飢えや渇きを感じている状態なんですね。
    だから簡単に理性的な判断というのは失われやすいもの。

    じゃあここで意志の力が必要になるの?と言うとそうではなく、
    大切になるのは自分の執着の特性を理解すること。

    引き戸の扉は、押す力をどんなに加えても開くことがないように、
    執着の特性を理解して初めて、適切に意志の力を使っていけるんですね。

    カウンセリングで執着の特性を理解するというのも大切になります。
  • 心の安定を取り戻す

    執着状態から心の安定を取り戻すには、相手との心の距離を適切なものに戻す必要があります。

    執着しているときというのは、相手が居れば心は落ち着くけど、相手が居なければ心は乱れるという風に、
    二極化している状態なんですね。

    だから心の曖昧さをどれだけ取り入れられるかが大切になります。
    心の曖昧さとは、会っても会わなくてもこれをやると心は落ち着くという状態です。

    その心の落ち着きを取り戻すために、カウンセリングで一つ一つの感情の膜を剥がしていきながら、
    何をやると心は落ち着くのかを見つけていくことも大切です。

同じ経験を持つ人と気持ちを共有する

感情は理解し合えると楽になる性質があるのですが、
それは辛い感情を感じる時は独りでその感情に耐えているからなんですね。

辛い気持ちを感じているのは独りではないと思えると、
心って次第に落ち着いてくるものなんですね。

  • 孤独感を解消する

    感じていた辛さを共に理解し合えると、心の中に安らぎが増えるんですね。
    それは話せた部分の辛さに関しては、もう一人で感じなくて良くなるから。

    同じ辛さを心の中で感じることがあっても、理解し合えた暖かさは心に残っているので、
    孤独感も少し減っていくんですね。

    勿論、主体的に自分の感情を分かち合うという勇気は求められますが、
    勇気を持った自己開示が心の安定にも繋がっていくんですね。
  • 共感を得る。

    自分の心の中だけで感じていた感情に、共感してもらえるという面もあります。

    例えば、執着をしているときによく言われやすいセリフとして、
    「そんな相手もうやめときなよ」とか。
    「もう次に進んだ方が良いと思うよ」とか。

    執着している言葉を否定される言葉だったりします。

    でも否定的な言葉ではなく、
    執着するくらい相手を求めている気持ちに共感してもらえた方がよっぽど良いはずです。

    でも執着するくらい、好きな気持ちを理解できる人って、
    やっぱり同じように誰かのことを好いたことがある人なんですね。
  • 新しい視点を得る

    同じ経験や同じ体験をしている人からの視点だからこそ、説得力を感じるものです。

    例えば、執着を手放すには執着している相手の価値を薄めることが大切なのですが、
    そのために「相手を考える時間を減らしましょう」とか。
    「自分の時間を充実させましょう」とか。

    全く人に執着したことのない人から言われても、「ふ~ん、そうなんだ」で終わると思うんですね。

    でも今同じように執着で悩んでいて、
    少しずつ前に進んでいこうとしている人からの言葉だとしたら、取り入れやすかったりもするんですね。

まとめ:新たな一歩を踏み出すために

失恋をして執着を消えないときに大切なのは焦らないことです。
執着するという事は、それだけ相手を好きだったことの表れでもあります。

だから執着を無理に減らすということは、好きな気持ちを無理に抑えつけることでもあるんですね。

それは失恋の苦しさの上に更なる苦しさを加えてしまうことでもあります。
だから執着しちゃう自分のことを、まずは否定しないでみてくださいね。

そして良ければ、この記事に書いたことを参考に執着を減らす取り組みにもチャレンジしてみてくださいね。

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