失恋を通して、自信を失えば次の恋に後ろ向きになるもの。
「もう恋なんてしたくない」と思うこともあるはずです。
ではその気持ちを整え、
いい人と巡り合うためには、どんな風に心と向き合うと良いのでしょうか。
失恋から立ち直っていい人に出会うためには
失恋後の心の痛み
失恋して心が辛いほど、次の恋に進む気にはなれないもの。
失恋後に感じる感情には様々なものがあるものですが、
一番背負う痛みとしては、
「彼に振られてしまう私はダメなのかもしれない」
という思いと言えるかもしれません。
これは自分自身に自信がなくなってしまうとも言えるんですね。
彼との恋が終わるまでは、自分にそれなりに自信があった。
でも彼と別れて、自分の魅力を信じられなくなった。
そうすると、次の恋に中々積極的にはなれないもの。
でも失恋で感じた自信のなさというのは、
彼との別れをきっかけとして出てきたというよりは、
あなたの心の中にずっと眠っていた自信のなさかもしれません。
それが彼との失恋をきっかけに、浮かび上がってきたとも言えるんですね。
浮かび上がった自信のなさとは
ここで浮かび上がる自信のなさというのは、
日常生活では問題はなかったけど、
何か新しいことに挑戦するときに弊害になる自信のなさとも言えるんですね。
それは例えば、こんな感じですね。
彼と出会う前から日常生活に大きな問題はなかった。
強いて言えば、新しいことに挑戦することには自信が持てなかったくらい。
でも出会った彼は私の価値を凄く見てくれる人だった。
私が私の価値を低く見積もっていたのか、彼を通して気付くことができた。
だから彼と出会ってからの私は、とにかく何にでも新しいことに挑戦するようになった。
そうすると、どんどん人生が広がり、生きることが更に楽しくなった。
でも彼と別れたら、急に今居る世界が怖くなってきた。
彼が私の価値を見てくれたから出来た挑戦だったからこそ、
彼との関係性が終わったことで、
今までのようにどんどん新しいことをやることが怖くなったんですね。
他の例としては、
「女性としての自信があまりなかったけど、彼がお互いの弱みも痛みも愛し合う恋を教えてくれた」
「人と関わるのが苦手だった私は、社交的な彼のおかげで人との交流を広げることができた」
というものもあります。
今の自分が自分じゃないような気もしてくる
そして彼の存在を通して表現できていた自分が大きければ大きいほど、
感じる自信のなさも大きくなるんですね。
それは「なんだか自分がとてもダメなような気がしてくる」とか。
今までのお仕事が「何だかできないような気がする」とか。
よくわからないけど、今までの自分では居られないような感覚です。
だから失恋を通して、全てのことを否定したくなる気持ちになることも多いんですね。
それは彼が居たから変われた自分の全てを否定したくなるような気持ちです。
人によっては、彼と出会う遥かに前の自分に戻ってしまったように感じる方も居ます。
そうすると次なる恋って本当に怖くなるんですね。
自分の魅力ではなく、自分の自信のなさやダメな部分だけが、
相手に伝わってしまうような気がするからです。
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自信のなさを抱えてどう次の恋に進むか
失恋を通して出てきた自信のなさが、お仕事や対人関係関連のものであれば、
今いる環境でのお仕事や人との関わりを続ける中で、
段々と自信のなさは回復されていきやすくなります。
その中で大切な視点は、「人が見てくれているあなたの価値」と
「あなたが仕事や人にもたらしたものの価値」に目を向けていくことです。
今あなたが表現できていることは彼をきっかけとして出来たものだとしても、
実際に表現したのはあなた自身です。
今表現できていることは自分自身の力でやったことを府に落とすために、
「周りの人があなたに見てくれている価値」や
「あなたが作り出したものの価値」を見ることが大切になります。
でも彼が女性としての価値や、愛し合うような恋愛を教えてくれたというケースの場合、
自信のなさの回復が難しくなることもあります。
特に愛し合う恋愛の場合、彼との間で築き上げることができたものです。
だから彼が居なくなってしまうと、
自信の回復が難しくなってしまうんですね。
だからこのケースの場合、ゆっくりと次の恋に進んでいく必要があります。
女性としての自信をどう回復させていくか
では、失恋を通して失った女性としての自信のなさを、どう回復すると良いのでしょうか。
自信のなさを回復するのに大切なのは、「今の自分を認めてくれる人の視点」を理解することです。
何度も何度も自分の価値を見てくれる人の思いを聞いて、理解していくことです。
ただこれが女性としての自信のなさというと話は変わってきます。
彼があなたを女性として見てくれた目線と同じ目線が必要になるのですが、
これには新しい男性との出会いが必要になるんですね。
でも傷ついた心を抱えたまま、また誰かと愛し合う恋に進むって、
辛すぎて物凄く辛かったりするんですね。
だから女性としての自信を失った恋の後で、
身体だけの関係性や体だけの恋愛に進むこともあるのですが、
それだけ心に抱えた喪失感が大きかったりするんですね。
だから女性としての自信を失った失恋の場合に大切なのは、
一つ一つ丁寧に心の中の痛みや自信なさに触れていくことです。
丁寧に自信のなさに触れていくとはどういうことか
失恋を通して女性としての自信のなさを感じた場合、丁寧に自分の心を扱う必要があります。
これはそれだけ、感じる痛みが強いからなんですね。
丁寧に扱うとは、感じた心の傷つきを小さなものとして扱わないこと。
傷ついた気持ちをまずは過小評価しないことなんですね。
そこでは「女性としての自信のなさ=振られた私を好きになる人は居ない」
という思いと向き合うことになります。
でもその痛みがあまりに辛すぎるからこそ、色々な感情が出てくるんですね。
振ってきた彼に怒りをぶつけたくもなるし、
酷く辛い悲しみに襲われることもある。
だから、心の傷つきをないことにしない、
丁寧な心のケアが大切になるんですね。
次の恋に進む前に、まずは心の丁寧なケアを行っていく。
そうして、痛みを通して出てくる様々な感情を落ち着かせてから、
次の恋に進んでいく意識が大切になるんですね。
失恋を糧に:自分自身を見つめ直す
彼と出会う前から、抱えていた自信のなさだったかもしれない
最初の章でお話ししたように、失恋をきっかけに感じた自信のなさというのは、
彼と出会う前からあなたの中にあったものかもしれません。
自信のなさとは言い換えると、
今の自分では何かを手にするには不足している、と自分が思っている状態。
例えば、今の私では彼には愛されないとか。
今の私では彼の心をはいつか離れてしまうとか。
彼の愛情をずっと感じることなどできないという感覚ですよね。
そしてこういう感覚というのは、別れた後に大きな痛みとして出てくるものなんですね。
「もう私は誰とも恋をすることができない」とか。
「この先、私のことを好きになってくれる人なんて居ない」とか。
ずっと振られ続けた状態は変わらない、という感覚として現われてくるものです。
これがね、めっちゃつらいんですね。
今ある現状も今感じている痛みも、何をやっても取り戻せないような気がしてくるので。
家族の関係性が作る自信のなさであることもある
例えば、「私を愛し続けてくれる人は居ない」という気持ちの裏側には、
両親の夫婦関係が冷めきっていたとか。
両親のどちらかが浮気をしていて、喧嘩が絶えなかったとか。
あなたの心の中で、愛し合い続ける夫婦のイメージが付きにくいというのが隠れていることがあります。
これは両親の関係性があなたの人生に影響を及ぼしているというよりは、
あなたの心の中で愛し合う関係性があるように思えない、というのがあるんですね。
だから如何にそのイメージを自分の中で形成できるかが鍵となるのですが、
このイメージを作るのが難しいが故に、自信のなさの克服も難しく感じちゃうというのがあるんですね。
そしてだからこそ、失恋した後に2つの視点を持つことが大切になります。
・今私が愛されることへの自信のなさを抱えているのは、
私に価値がないのではなく、
愛し合う関係性というのが、よく分かってないからかもしれない。
・愛し合う関係をよく分かってない中で、
誰かとお付き合いできていたという事は、
私はこの恋愛でかなり頑張っていたのではないだろうか。
自分の自信のなさへの理解と、自信がないながらも頑張っていた自分への肯定が大切になります。
そこがまずは第一ステップになるんですね。
理想を書き出すことからはじめていく
そしたら、次に大切なのは理想の関係性をリストアップすることです。
自分にとっての、理想の関係性を書き出していくことなんですね。
ここでは、自分もそれなりに動いていく必要があります。
・動画やテレビを通して、「こんな会話をできる夫婦はいいな。」
「こんなことを思い合えるカップルはいいな」を見つけていく。
・周りで幸せそうにしている、カップルや夫婦のお話を聞く。
・結婚生活に関して、内容にネガティブさが含まれていても、
結論はポジティブになっている書籍を読む。
そして、それを通して、こんな関係性を作れたらいいなをリストアップしていく。
そしたら、その理想の関係性を作るために、
・今自分は自分の何を変えていくといいのか?
・そしてその自分になるために、どんな行動をするといいのか?
まで、リストアップしていくことが大切になります。
これは失恋した後にやるからこそ、凄く意味のあることになるんですね。
この恋で振られて、もう恋は出来ないと思うほど自分に自信を失ってしまった。
次の恋を考えられないほど、心はボロボロになった。
でもそこから少しずつ自分の痛みを労わり、少し心が上向きになったくらいで、
改めて、これからの理想の関係性について考えていくという事は、
あなたが幸せ愛し愛される恋をするんだという強い意志になります。
この意志こそが、失恋の痛みよりも自分の幸せを優先する第一歩になるんですね。
傷みが強い時は、中々自分の幸せを考える気にはなれないものですけどね。
少しずつ少しずつ、ゆっくりと心を前に進めていくのが大切になります。
まとめ:失恋を乗り越え、幸せな未来へ
失恋とは、一つの自分を見つめ直す時期とも言えるかもしれない
失恋とは、人生を大きく揺らがす出来事でもあり、
人によっては生きるか死ぬかの大問題になることもあります。
でも見方を変えると、自分の人生に大きな影響を与えるほどに、
大切で大好きな人に出会ったとも言えるかと思います。
失恋の痛みも悲しみも、本当に胸を裂くほど辛いものです。
でもこの胸の苦しみは、私が誰かを愛した証と言う事もできます。
もちろん、失恋で苦しい時、
私がどれだけ相手を好きだったかどうかどうでも良くなることもあります。
人によっては、気持ちの整理や感情の癒しとかどうでも良いから、
彼と復縁する方法を知りたいと思う方も当然居るかと思います。
でももし、これから時間の中で、一歩でも立ち止まる瞬間があるとしたら、
私がどれだけこの人を好きだったのかを感じることも大切。
真剣に相手を思い、一生懸命に相手を愛した恋だったのではないかなと思いますから。