失恋の喪失感はいつまで続くものなのか

失恋と隣り合わせの喪失感という感情。
胸を張り裂けるほどの辛い喪失感は、一体いつまで続くのでしょうか。

喪失感の性質と共に期間も詳細に解説します。

目次

失恋をしたときに喪失感を感じるのは

喪失感とは

失恋をしたときに感じる喪失感とは、どのようなものなのでしょうか。

簡単に言えば、相手の大切さを後悔と共に感じる感情とも言えます。

相手の大切さを強く実感するけど、相手はもう目の前に居ない。
だから胸が張り裂け添うになるほど、辛くもなるんですよね。

ここで感じる喪失感の大きさとは、相手を大切に思う気持ちの大きさと比例します。

だからあなたにとって、相手の存在が価値あるものであるほどに感じる喪失感も大きくなります。

つまり、相手と過ごした思い出が色濃いもので、
あなたにとって相手の存在がかけがえのない存在であるほどに、
失ったときの喪失感も大きくなっていくんですね。

こんなに好きになったのは初めてという感覚

そして喪失感の中には、「ここまで好きになれた人は初めてだった」という感覚を感じることもあります。

例えば、何でもしたいと思えるほど大好きになったのは初めてで、
だからこそ彼を失ったことで、私は誰かを愛する気持ちも失った。
もうここまで好きになれる人は現れない。

と感じる感覚とも言えます。

この場合、喪失感は普通以上に強く感じるかもしれません。
もう彼を失っただけではなく、私の愛する気持ちも失ったように感じますからね。

そしてこの場合の喪失感は深い絶望感を同時に感じさせることがあります。

彼を好きでいられた時間の中で、あなたがよりあなたらしく居られたり、
あなたの人生が広がるような感じもあったとしたら、

彼を失ったことで、自分の人生の希望も失ったように感じるものです。

それは彼が居ないことで、自分が真っ暗闇に落ちたような気分にもなるもので、
立ち直ることが想像できない程の苦しさだったりするんですね。

感じている喪失感は一つではないことが多い

そして総じて感じている喪失感と言うのは一つではないことも多いです。

彼を失った。私の好きな気持ちも失った。一緒に楽しみを分かち合う存在と時間も失った。
様々な喪失感が複雑にも混ざり合いながら、
今心で感じている喪失感になっているとも言えます。

そしてだからこそ、喪失感とは無くならないような気がするんですね。

彼と共に作り出していたものを、私一人の人生では作ることも補うこともできる気がしない。

どれだけ大切なものだとしても、
今の自分では自分の人生にその大切な要素を登場させることができないからこそ、
心の喪失感を感じているとも言えるんですね。

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失恋した喪失感とはいつまで続く?

1週間や1か月で立ち直れる人の特徴とは

例えば、元々性格が社交的で人との出会いに恵まれているタイプですね。

相手を失ったことは確かに辛い。
でも異性と出会う頻度が多いからこそ、
失った部分を新たな相手で埋めることができると言えます。

ただこれだけ早く立ち直れるのは、
付き合っていた相手との関係が、それほど深くなかった場合のみです。

付き合っていた相手と楽しい時間も、思い出も沢山あった。
その一つ一つは確かに特別なものではあった。

でも相手を変えたとしても、それは再現できる、
そんな状態とも言えるんですね。

だから仮に、付き合っていた相手との間で、
喧嘩を乗り越えて二人だけの絆を作って、
その絆の分だけ、二人だけの楽しい時間を過ごせたというケースの場合。

ここで感じていた楽しさは二人だけの唯一無二のものでありますから、
他の相手との間では簡単に作り出せないものであり、
よってどれだけ出会いに恵まれていても、
簡単には立ち直れないという現象が起きてくるものです。

1年以内に立ち直れる人とは

よく失恋は時間が解決すると言われると思います。

これは喪失感を心に抱えていても、問題なく日常が回るようになったから。

彼がもう居なくても、普通に生活は問題なくできるよね。
普通に生きていくことはできるよねと感じている状態とも言えます。

失恋の痛みが問題にならなくなるような生活を送れている状態とも言えるんですね。

だから生活は普通に過ごせていても、心の中は深く傷ついていることもあります。
新しい恋に進みたくても、進むことには躊躇してしまう。


でも中には1年以内に立ち直り、次の恋に進む人も居ます。
それは別れた相手から得ていたものを、自分の日常生活の中で補えるようになったから。

補うことができる分だけ、喪失感を感じる割合も減ります。

そうすると恋愛とは大切なものを失うものだ、と恋愛を怖いものとして扱うのではなく、
自然な形で恋してみようかという気持ちになることがあります。

失恋に終わった恋で感じた喪失感を、
今の日常生活の中でどれだけ補えるようになったのか。

ここが立ち直れるかどうかの分かれ目とも言えるんですね。

1年以上経っても立ち直れない人の特徴とは

例えば、失恋の痛みがあまりに辛すぎて、日常生活に大きく支障が出てきた。

この場合、立ち直るのに1年以上かかることもあります。

趣味や仕事や友人関係の中で補うことなどできないほどに、
彼の存在があまりに大きすぎた。

1年も引きずることに自分の弱さを感じる方も居ますが、
長い期間、あなたの心に残るくらい彼の存在が大きかったのだと思います。

だから立ち直れないことを通して、あなたの弱さを感じるよりも、
これだけ長い期間あなたの心に残るほど、
大切な存在に出会えたことを噛みしめる時間を取ってみる。

そこが大切になってくるんですね。

男性と女性で引きずる期間の違いとは

男性と女性とでは引きずる期間はどう違う?

男性と女性の失恋後の違いとして、感じる感情の幅や大きさが違うというのがあります。

男性の場合、感情よりも理性を主体にして物事を判断していることが多く、
失恋の後にも冷静に淡々と処理することもあります。

もちろんすべての男性がそうではないのですが、
「いつまでも引きずっているのは女々しいから、切り替えよう」
「早く忘れて前を向こう」

感情に囚われそうな自分を弱い男と捉え、
ネガディブな感情を全てシャットアウトする形で前を向こうとする傾向が強いかなと感じます。

女性の場合は、普段から感情的なことも友人とコミュニケーションすることが多いことで、
意識的に感情を感じられる回路が発達しているとも言えます。

だから失恋をすると、全てのダメージを意識的に感じてしまうことも多いんですね。

「切り替えようとしても、感じる辛さがあまりに多すぎて前を向けない」とか。
「さっさと忘れようとしても、彼のことが頻りに思い浮かんでくる」とか。

意識で感じられる感情幅が多い関係で、感じる辛さが女性の方が強いこともあります。

男性は感じる辛さをそもそもで認識しないようにする。
女性は感じる辛さが、そもそもで意識の中に制御できずに襲い掛かってくる。

こういう違いはあると言えるかと思います。

男性は大体何か月くらい引きずる?

早い男性だと、一日から一週間で切り替える男性も居ます。

そういう男性は、ネガティブな感情を感じる自分を弱い自分と捉えて、
恋愛とは別の目標に打ち込み、行動を切り替える形で心の切り替えを図ることが多いです。

いわば、心が悲しむ時間を作らないイメージです。

ただ例外が二つあります。

一つは自分の時間の多くを賭けて、目の前の女性を大切にしようとしてきたケースです。

人生の目標と生きがいとなるほど、彼女を大切にしようとしてきたのなら、
失恋をしてきたときに、別に打ち込むものが直ぐには見つからないんですね。

だから行動で切り替えるということができない。
なので、ネガティブな感情に囚われやすくなってしまい、
引きずる期間が長くなってしまうということもあります。

またもう一つは、人生に大きな目標を持たずに生きていたケース。
失恋で感じたネガティブな感情を切り替える行動が出来ない状態ですね。

そのため、失恋で感じたネガティブな感情に囚われやすく、
振られたという事は自分はダメだったのかもしれないという気持ちに、
長いコト囚われやすくなってもしまうんですね。

女性は大体何か月くらい引きずるの?

女性の場合も、男性のように意識的に別のことに打ち込む形で、
切り替えることができれば、1日~1週間で立ち直る方も居ます。

ただ女性の場合は、恋愛での幸せを人生の大きな目的にしている方も多く、
失恋をした時に他のことなど考えられない方も多くいるかと思います。

それくらい彼との恋愛って大切なものだったと思うんです。

だから彼との失恋を通して、心にぽっかりと穴が空いたような喪失感を感じる方も多く、
簡単には前に進めない方も多くいるのではないかと思います。

というよりは、前を向くとか立ち直るとか。
そういう事を考える気持ちになれないほどに、
心が傷ついてしまうものだと思うんですね、失恋って。

だから引きずってしまう期間が長いことが悪いわけではなく、
あなたの人生の根幹を成すほどの相手を失ってしまったとしたら、
ずっと長いこと彼が忘れらなくなってしまうと思うんですよね。

喪失感を感じているときの過ごし方とは

喪失感について掘り下げてみる

別れて直ぐに冷静になって、喪失感と向き合うことは辛すぎるかもしれません。

でも少しずつ、日常が問題なく回り始めたとしたら、
誰かの助けを借りながらでも良いので、
喪失感に向き合っていくことが大切です。

それは私が彼に何を求めていたのか。
彼と居る時だけ感じれると思っていたものは何なのか。

自分の喪失感を掘り下げながら、理解する時間を作るということですね。

それはこれからのあなたにとっての人生の方向性を見つけることにもなります。

彼があなたに楽しい時間を提供してくれたとしたら、
あなたの人生に楽しい時間を増やしていくことが大切です。

彼を通して、人を心から好きになれる自分に気付けたなら、
あなたの心が動く人との関わりや活動を増やすことが大切です。

彼との間で感じた喪失感を元にして、
自分の人生をより彩鮮やかなものにしていく。

そのために、喪失感の正体を明確にしていくんですね。

無理に立ち直ろうとは思わないこと

そして立ち直ることに焦らないことも大切です。

彼を失いたくなかったと感じる辛さの中で、
無理に前を向こうとするのは、
あなたが誰かを大切に思う気持ちを置き去りにすることでもあります。

一度立ち止まって見て、彼を大切に思っていた気持ちに思いを馳せていく。
そして、自分の心の中の彼を大切に思う気持ちに触れていく。

自分にとって彼の存在はどれだけ大切で大事な存在だったのか。
ゆっくりと消化する時間を取ってから、
次の恋に進むのも大切だと思うんですよね。

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