パワハラをきっかけに私らしい生き方をしていくこともできますよ


今回はパワハラ上司への怒りの減らし方を書いていきたいと思います。

皆さんは自分の心の中にある怒りをどのように出来たら良いと思っているでしょうか?

例えば、怒りを無くしたい。怒りに振り回されたくない。怒りとは無縁な人生を過ごしたい。

などなど、怒りなんてもう感じなければ良いのにと思われる方も居るかもしれません。

今回執筆させていただくのはパワハラ上司への怒りの手放し方ですが、

パワハラを受けたとなると感じる怒りも大きなものになるかと思います。

だからパワハラを受けたなどの場合、この怒りの感情が簡単には収まらない。

むしろ上司に何か言ってやるまではこの怒りの「矛」を手放すことはできない。

など、行き場のないこの怒りをどうしたら良いのかという心境にもなりやすいかもしれません。

「怒り」とは減らしたいのに減らしにくい感情とも言えるはずです。

でもそれは一体何故なのでしょうか?

目次

怒りで心の痛みを守っている

例えば、上司に全体の前で酷く叱責された。

その中にはこちらの心を傷つけるものもあった。

でも部下と上司という関係の建前上、言い返すこともできなかった。

この場合、心の中で上司を完全に悪者に出来ると怒りは長引かないんです。

「勝手に言ってろ。どうでも良いわ。」みたいな態度ですね。

でも多くは、強く叱責された場合の思考として、

「強く叱責されるほど、自分はダメだったのだろうか」と考えるものです。

そうすると上司の叱責と自分の欠点が結びついてしまうんです。

また全体の前で叱責されたとなると、

全員に自分の欠点が共有されてしまった「恥」のような感覚も残りますよね。

怒りが簡単には減らない一因として「自分の痛み」を守っているというものがあります。

ある意味「怒り」は上司の叱責を真に受けないための心の防衛術なんですよね。

「いやいや、私はそんな人じゃない。ふざけるな!」

「本当の私はもっと違うんだ!バカみたいなことを言うな!」

「あんたのせいで私はこんな仕事ができない人間だって思われたじゃないか。どうしてくれるんだ!」みたいな感じですね。

だから「上司が見てくれなかった本当の自分」が

適切な形で周りに表現できるようになるまでは心の痛みと怒りは消えないんです。

適切に表現するとは表現している自分と周りからの評価が一致している状態ですね。

でもこの「隠れている本当の自分」を表現することがすごく難しいんです。

そもそもで「本当の自分って何?」という形で凄くわかりにくいものなので。

だから強い怒り程、長引くという特徴があります。

自分を守る方向に心のエネルギーを注ぎ続けるしかなくなるんですよね。

パワハラをきっかけに自分らしく生きる

でも見方を変えるとパワハラやまた社内いじめなどが自分の人生の良い意味での転換期にもなります。

これはよくわからない本当の自分というやつを「見つけていくきっかけ」にもなるからです。

そしてこの「本当の自分」ってやつは、

人生に喜びや幸せを与えてくれる才能を持った自分であることが多いんですよね。

例えば、上司に叱責されたことからをきっかけに人生を見つめ直したら、

ずっと自分が引っ込み事案な性格だったことに改めて気付いたAさん。

子供の頃は無邪気な性格でよく笑っていた。

いつも笑顔で人懐っこくて。

でも自然に笑顔で居られたのはただただ人が大好きだったから。

ああ私、いつしか人を大好きな自分を封印してきた。

上司との関係性を振り返っても私に悪い部分があったとは思わない。

でも、私が大切にしたい「人と笑顔で過ごしたい」思いを、

大切にできない振る舞いをしていたのは本当に勿体のないことをした。

でもこれからは私は目の前の人との縁をただ大切に思い、

関わる人との笑顔の通わせ合いを人生の中で大切にしていこう。

そして隠してきた自分の本当の思いに気付くということは、

自分の中に確固たるブレない自分が出来上がるということです。

誰が何を言ってくるとか。

自分と関わる人がどういう人だとか関係なくなるんですよね。

ただ自分の人生では「これを大切にした生き方をしたい」と気付くので。

周りの人の評価がどうとかあまり関係なくなるんですよね。

だから例え、過去の上司のパワハラのような言動を受けたとしても流しやすくなるんです。

自分に落ち度があるなら反省はするけど、

でも上司の言葉に上司の個人的な感情が多分に入っているなら私はそこには取り合わない。

それよりも私は私の思いを大切にする、みたいな感じです。

そして気づいた本当の自分の思いを軸にしながら、人生がどんどん積みあがっていくんですよね。

それは自分の大切にしたい生き方を互いに大切にし合う日々だったり。

自分が「自分の本当の思い」を大切にした結果、

多くの人の笑顔や喜ぶ姿を見れて、自分の心も大きな喜びを感じていったり。

今まで見ることのなかった、自分の自己実現のために「行動的」「積極的」になれる自分との出会いがあったり。

この見つけることができた「本当の自分」を通して人生が回り始めるようになるんですよね。

そして僕のカウンセリングではこの本当の自分を見つけていくことと、

本当の自分を表現していくことへのサポートをご提供させていただいてます。

怒りを減らすこと、無くすことがゴールではないんです。

怒りを減らした先には「より自分らしく生きる未来」があるんですよね。

怒りの感情を減らすだけなら、そんなに難しいことではないんです。

怒りよりも自分が優先したいことを「選択」する人生を歩めば勝手になくなるので。

例えば極端かもしれませんが、この人のことは命懸けで守りたい!

何があっても愛し抜くんだくらい強い感情を持ったとしたら、

怒っている場合ではないですよね。

どうやったらその人を守り抜けるのか。

生涯かけて愛せるのか、自然に考え始めるはずですから。

だから怒りの感情が中々な無くならない。

つい怒ることばかりを優先してしまう。

こういう時ってあなたが悪いわけでは全くないんです。

ただ持っている怒りに勝るほどの「これがしたい」という強烈な感情に出会っていないか、

もしくは、出会っているけど迷いや葛藤があるだけなんですよね。

そこはただ「私はこうするんだ」というコミットメントだけで抜けれるんです。

難しくはなく簡単なことなんです。

でも決断とは凄い怖いことなので、つい後回しにしがちになっちゃうだけなんですね。

だから「本当の自分」を見つけていくこともそうですし、

この決断を深めていくこともそうですが、

カウンセリングでサポートさせていただけたら嬉しく思います。

良ければ一緒に私らしい人生を築きあげていきましょうね。

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