後から怒りの感情が湧くのは何故なのか。思い出し怒りへの対処法

酷いことを言われたのに後になって怒りを感じるというのは誰しも経験があるのではないでしょうか。

それは相手が居なくなってから怒りが湧くということでもありますが、
そんな時ほど「言いたいことを言えない自分を恨めしく思うもの」

そして気分がすっきりとせず悶々とするのは言いたいことを言えない性格のせいだとも思ってしまうもの。

ではこの後になって怒りが湧いてしまうのはどうしてなのでしょう。

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後になって怒りが湧くのは優しいから

後になって怒りが湧いてくるのは優しいからとも言えます。
この場合の優しさは「自分の怒りが誰かを傷つけることを知っている」というものです。

それは怒りのもたらす影響力を知っているんですよね。

例えばこういったケースで怒りを抑圧する場合、今までの人との関わる歴史の中で「とてもよく怒る人との関係性」が怒りの抑圧に繋がることもあります。

それは強い怒りを持つ人が自分や誰かを傷つけることを見てきたがために、怒りは誰かを傷つけてしまう感情と学習していることがあります。

そしてその学習の軌跡が「だったら怒りそのものを感じない自分になれば誰も傷つけることはない」という認識に繋がることがあるんですよね。

そうすると怒りを感じてよい場面で怒りが出てこない。

しかし相手を傷つけないような距離感になると怒りが湧いてくるということも考えられます。

心の中に眠る怒りが強いと怒りが湧いてこない

また別のケースとして心の中に強い怒りが眠っているから、怒りが後になって湧いてくることもあります。

それは自分を押さえつけているとも言えます。
どこか自分という人間を人を傷つける脅威性のある人と自分が見ているのですよね。

でも一体そのような思い込みというのはどこから生まれてくるのでしょうか。
このような思い込みは多く男性の方が抱えるケースは多いかなとも感じます。

それは力で人を圧倒した。
ちょっと力を加えただけで誰かを傷つけてしまった。

といったように自分の力が他の人よりも優れていると感じた時にこの思い込みができることもあります。

それは自分の力を自制しないと誰かを自分は傷つけてしまうと学習したということでもあります。

怒りの感情とはとてもパワフルです。怒りの全てを感じたら冷静ではいられないでしょう。
もしかしたら怒りのままに相手を物凄く傷つけてしまう恐れすらあります。

そうすると怒りを心の中に仕舞い込んでおかないといけなくなるわけです。

言わば自分の中に「時限爆弾」を抱えているような心理状態になることもあるんですよね。

では後になって湧いてくる怒りにはどう対処したら良いのでしょうか

怒りは悲しみの裏返し

その一つに怒りは悲しみの裏返しという考えがあります。
怒りの裏に眠る本当の感情に気付いていくという考え方です。

合わせてお読みくださいませ。
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怒りに対する見方や捉え方を変えていく

また一つに怒りに対する見方や捉え方を変えていくというものがあります。
それは怒りを上手に表現する人のデータを集めるというもの。

例えばラグビーや格闘技といったスポーツ選手は怒りのエネルギーの使い方が物凄く上手いわけです。

雄たけびを上げるほどの怒りのエネルギーを抱えたり、
また相手を叩きのめすとか潰しきるとか、
そういった人を傷つけかねない思いを持ちながらスポーツをしているわけです。

でもそれが相手を痛めつけることに繋がることは少ないですよね。
強い怒りを持ちながら心のどこかでは冷静なわけです。

それは怒りの使うべき場面が適切に切り分けられているとも言えるんですよね。
それは同時に自分の力の注ぐ場面を適切に心に落とし込んでいるとも言えます。

だからグラウンドでは鬼のような形相をしているけど、普段は笑顔が可愛くて人懐っこい。
そんな魅力に繋がる人としてのギャップを持ち合わせても居ます。

そしてそういう人を数多く知るというのも怒りの捉え方を変えるのに有効です。
それは言うなれば怒りは誰かを傷つけるだけのものではないという学習をしていくことですね。

強い怒りは愛情で包み込むと良い

また怒りの感情を自分の愛情で包み込む心の成熟さを身に着けるのも大切と言えます。

これは誰かを傷つける自分と傷つけない自分の二つを理解する手法とも言えます。

それは相手を愛することもできるけど相手を傷つけることもできる。
といったように二つの選択肢を持てるような自分になること。

自分の中にある愛情を発掘していくということでもありますね。

例えば怒るべき場面で怒れないとき、心の中に罪悪感が眠っているとも言えます。

怒りが出ないということは誰かを傷つけたくない意識が隠れている現れでもありますからね。
傷つけてしまうことへの申し訳なさを抱えているとも言えます。

そしてそれは見方を変えると怒ってしまったら必ず相手を「傷つけたまま」にしてしまうと思っているとも言えるかもしれません。

表現を変えると相手に優しくできなくなってしまうとも言えますね。

後から怒りが湧いてくる場合、先ほども書いたように心の奥底に傷ついた痛みが隠れていることがあります。

それは過去の人間関係で怒る人に傷つけられた痛み。または自分の力で誰かを傷つけてしまったと感じる痛み。

だから心の深くに眠る怒りが反応してしまい、
怒りの感情に抑制がかかってしまうことがあるわけです。

それは言うなれば怒りを伝えてしまうとその後のリカバリーを行えないということでもあるんですよね。

傷つけてしまうと「もうどうすることもできないのでは?」という不安感が隠れているとも言えます。

だからこそ必要になるのがあなたの愛情を発掘して育てていくこと。
それは怒りを伝え合っても関係性が壊れない絆や親密さを学ぶとも言えます。

そしてそれは後から怒りが湧いてくる人との間で学ばなくとも良いのです。

例えば一番大好きな人との間で喧嘩をしてもラブラブな関係性を作っていく。
何でも話せるような関係性の構築を進めていく。

関係性を構築しやすい人との間で怒りの感情をお互いを理解し合う絆に変えられることを実感していく。

そうすると怒りの先に必ずしも傷つける未来があるわけではないと思えるようになります。
それは心の厚みとなり、その厚みが怒りか愛かどちらかを選べる心のゆとりができるんですよね。

そのゆとりがあなたが怒りを感じるべき場面で怒りを感じられることに繋がっていきます。

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